新しい整形外科器具を導入しました

[2015年11月08日]

当院に来院する整形外科疾患でも特に多いのが小型犬の骨折です。しかも8割以上が前肢の骨折です。

当院の従来の骨折手術では圧迫プレート(DCP)固定や創外固定と呼ばれる固定法を選択していましたが。

 

もっと治療の幅を広げて動物たちへの負担を減らしたいと考えていました。

そして今回、新しい骨折手術用器具を2種類導入することになりました。

一つは

体重が2kg以下の超小型犬の骨折に適応できるチタン製のプレート、スクリューシステムです。

 

もうひとつは

スイス、デピューシンセス社のロッキングプレート(MATRIX)です。

ロッキングプレートとは従来の骨折における圧迫プレート法と違い、プレートとスクリューがロックされ

骨と一体化することで骨折部分が強固に固定されるとともに、骨に対しての負担が大幅に軽減され

動物への負担も少なくなります。

 

 

これで今までは2次診療施設に紹介させていただいていたような超小型犬の骨折なども当院で手術が可能となりました。

これからもより良い治療を行えるように、設備を整えしっかりと勉強に励みたいと思います!