犬の疾病予防について

いつ、どこで、かかるか分からないのが感染症の怖さです。

「うちの子は完全室内飼育だからワクチン接種は必要ない」そう思っていませんか?

年齢や生活環境にかかわらず、すべての犬に定期的なワクチン接種が必要です。

混合ワクチン接種

当院では「WSAVAワクチネーションガイドライン2015」をもとに日本国内での疾病予防に最適なワクチネーションプログラムを行っています。混合ワクチンは主にウイルスや細菌による伝染病を予防するもので、初年度の接種は3~4回、その後は毎年1回追加接種を推奨しています。ワクチンの種類は生活環境を考慮して選択しましょう。

当院で取り扱っている混合ワクチンの種類と接種費用

6種混合ワクチン

7,000円(税別)

10種混合ワクチン 

9,000円(税別)

6種と10種の違いは?

10種ワクチンにはレプトスピラという細菌の4種類の型に対するワクチンが含まれています。

10種の接種が推奨される犬は生活環境において、保菌動物であるネズミやネズミの排泄物との接触する可能性のある場合です。具体的にはキャンプ場やドッグランに行く、川・沼・田んぼの近くを散歩する、野生哺乳動物が生息する場所に入る、多くの動物と接触するなどに当てはまる場合は10種ワクチンの接種をお勧めします。

予防できる病気

6種ワクチン

10種ワクチン

犬ジステンバー

犬アデノウイルス2型感染症

犬伝染性肝炎

犬パラインフルエンザ

犬パルボウイルス感染症

犬コロナウイルス感染症

犬レプトスピラ感染症 黄疸出血型

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犬レプトスピラ感染症 カニコーラ型

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犬レプトスピラ感染症 グリッポチフォーサ型

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犬レプトスピラ感染症 ポモナ型

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レプトスピラ症とは

人にも動物にも同等に感染する人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)の1つであり、 感染症法では四類感染症に指定され、また家畜伝染病予防法では届出が義務化されている危険な病気です。

主な感染経路は土壌と、媒介動物であるネズミの尿に接触することで感染します。

レプトスピラ症でもっとも重要なことは、人にも感染する人獣共通感染症であること、犬は重症化して死亡する可能性もある病気だということです。

東海地方でも特に三重県はレプトスピラ症の犬の感染例が最も多く令和1~4年で10例以上確認されています。

(農水省ホームページ監視伝染病の発生状況より集計)

フィラリア予防(犬糸状虫感染症)

フィラリア症とは、蚊が動物を吸血する際にフィラリアという寄生虫の幼虫が体内に侵入し、体内で成長して、やがて心臓付近に寄生する恐ろしい病気です。心臓に寄生してからでは安全な駆除が不可能なため、犬糸状虫の幼虫(フィラリア)を駆除することで病気の予防をすることが大切です。東海地方では5月から12月の間、毎月1回予防薬(駆虫薬)を投与します。

また、近年の暖冬傾向から1~4月も予防を希望される方が増えており、ノミ、マダニと併せて通年予防を推奨しています。

予防費用(体重によって値段がかわります)

飲み薬タイプ(錠剤、チュアブル)

フィラリアのみ

800円(税別)~

フィラリア、ノミ、マダニ(オールインワンタイプ)

2,600円(税別)~

滴下薬タイプ(アドボケート、レボリューション)

フィラリア、ノミ

2,000円(税別)~(ノミ予防も可能)

注射薬タイプ(プロハート12)

フィラリアのみ

6400円~(12か月有効)

フィラリア抗原検査

フィラリア抗原検査

2,500円(税込み)

毎年の予防開始前に抗原検査キットを用いて感染の陰性確認をすることで、より安全な投薬が可能となります。

狂犬病予防接種

狂犬病予防法により年1回の接種が義務付けられています。(飼い犬の登録または年一回の予防接種義務を怠った場合、 20万円以下の罰金が科せられます。) 昭和32年以降、日本では犬の感染は確認されていませんが、日本国内への侵入、拡散を防ぐために狂犬病予防接種率を維持していくことが大事です。

予防費用

予防接種費用

2,850円(集合注射と同一料金)

注射済票

550円(毎年の接種証明)

登録料

3,000円(初年度のみ)

※桑名市、いなべ市、四日市市、朝日町、川越町は注射済票の発行と初年度登録の代行が可能。
(代行の手数料はかかりません)

ノミ、マダニ予防

ノミ、マダニは非常に小さな寄生虫で体の表面に寄生します。屋外での感染(寄生)が多いですが、外出しなくても寄生してしまうこともあります。寄生により皮膚の痒み、貧血、ノミが媒介する消化管寄生虫に感染してしまうなど様々な問題を引き起こします。また、近年では人間にも感染する「人獣共通感染症(SFTSウイルス)」をマダニが媒介してしまうことが問題となっています。

予防費用と予防期間(体重によって値段がかわります)

飲み薬タイプ(ネクスガード)

1,780円(税別)~

滴下薬タイプ(フロントラインプラス)

1,820円(税別)~

三重県北中部地方では4月~12月がとくに感染が多く確認されますが、近年の暖冬の影響から1~3月にも感染するケースもあります。よって、当院では通年予防を推奨しています。

猫の疾病予防について

いつ、どこで、かかるか分からないのが感染症の怖さです。

「うちの子は完全室内飼育だからワクチン接種は必要ない」そう思っていませんか?

年齢や生活環境にかかわらず、すべての猫に定期的なワクチン接種が必要です。

混合ワクチン注射

当院では「WSAVAワクチネーションガイドライン2015」をもとに日本国内での疾病予防に最適なワクチネーションプログラムを行っています。混合ワクチンは主にウイルスによる伝染病を予防するもので、初年度の接種は2~3回、その後は毎年1回追加接種を推奨しています。ワクチンの種類は生活環境を考慮して選択しましょう。

当院で取り扱っている混合ワクチンの種類と接種費用

3種混合ワクチン

5,000円(税別)

5種混合ワクチン

7,000円(税別)

3種と5種の違いについて

5種ワクチンには「猫白血病ウイルスFeLV」「猫クラミジア感染症」2種類の感染症のワクチンが入っています。

生活環境などを考慮してワクチン接種を行いましょう。どの種類のワクチン接種が必要かお悩みであればご相談ください。

予防できる病気

3種ワクチン

5種ワクチン

猫ウイルス性鼻気管炎

猫カリシウイルス感染症

猫汎白血球減少症

猫白血病ウイルス感染症

-

猫のクラミジア感染症

-

1つでも当てはまる猫ちゃんには
「猫白血病ウイルスFeLV」の含まれる5種混合ワクチンをお勧めします

  • 外に出るのが
    好き

  • 庭やベランダに
    出ることがある

  • 外に出る猫と
    一緒に飼っている

  • 年齢が若い
    (2歳未満)

感染経路

  • スキンシップ

  • ケンカ

  • グルーミング

  • 食器の共有

フィラリア予防

フィラリア症とは、蚊が動物を吸血する際にフィラリアという寄生虫が体内に侵入し、やがて心臓に寄生する恐ろしい病気です。従来は犬の病気という認識でしたが、近年では屋外の猫の約10%に感染が確認されているなどの報告もあり猫のフィラリア予防の必要性が明らかになってきました。

予防費用と予防期間(体重によって値段がかわります)

滴下タイプ(レボリューションプラス、ネクスガードキャットコンボ) 

1700円(税別)~

東海地方では5月から12月の間、毎月1回予防薬(駆虫薬)を投与します。

また、近年の暖冬傾向から1~4月も予防を希望される方が増えており、ノミ、マダニと併せて通年予防を推奨しています。

ノミ、マダニ予防

ノミ、マダニは非常に小さな寄生虫で体の表面に寄生します。屋外で感染することが多いですが、外出しなくても寄生してしまうこともあります。寄生により皮膚の痒み、貧血、ノミが媒介する消化管寄生虫に感染してしまうなど様々な問題を引き起こします。また、近年では人間にも感染する「人獣共通感染症(SFTSウイルス)」をマダニが媒介してしまうことが問題となっています。

予防費用と予防期間(体重によって値段がかわります)

滴下タイプ(フロントラインプラス、レボリューションプラス) 

1,200円(税別)~

三重県北中部地方では4月~12月がとくに感染が多く確認されますが、近年の暖冬の影響から1~3月にも感染するケースもあります。よって、当院では通年予防を推奨しています。

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